今日のひとこと
ピロリ…芸術家の名前ではありません。
ヘリコバクター・ピロリ 誰それ?
菌です。
胃の粘膜に棲みつく細菌です。
本体の長さは4ミクロン、右巻きにトルネードしていて
べん毛という細長いしっぽをクルクルまわしながら動きまわることができます。
スクリューして前進、べん毛をつかって後進
しかも
人間でいえばオリンピック選手以上に動きが早いときた。
すでにこの情報だけで気持ち悪くなってますのに
不本意にも画像を見てしまいました。貼りません…気になる方はググってね
子供のころに感染し、いちど感染すると胃の中に棲みつづけて
アンモニアや毒素を作りだして胃粘膜を直接攻撃してくる厄介なヤツなのです。
胃弱なのは「体質」なのか「ピロリ菌」なのか知りたかった
もともとが胃弱なんですが
ここ1ヵ月、断続的に不調が続いているのはさすがに珍しい。症状はいろいろ。
病院へ行けば胃カメラを突っ込まれそうなので
整胃剤や乳酸菌でごまかしつつ、北陸旅行中も食べまくっていました。
遺伝?暴食?ストレスや自律神経の乱れ?
いろいろな理由はあると思うのですが、つねに頭のすみっこに
ピロリ菌
というワードがピロピロしているのを無視できません。
もしかしてじぶん…ピロリ菌を飼ってるんじゃなかろうか。
胃がんの99%はピロリ菌が原因。
そのピロリ菌の感染はほとんどは幼少期の胃酸の少ない3~5歳の頃に
両親の使ったスプーンを使いまわしたり、井戸水から感染すると言われています。
子供のころに井戸水や湧き水を飲んだか?なんて覚えているハズがありません。
ただ
じぶんの幼児のころのアルバムを見ると
庭で楽しそうに泥んこ遊びをしているわたしの写真の吹き出しに
「あらあら夢中になりすぎて泥水のんじゃった! 」←飲ませないでよね(怒)
などと母親によって書かれていたりするので
おそらく不衛生な水は多分に飲んでしまっているでしょう。
しかも親がスプーンを使いまわした可能性は高い。亡くなった父は胃の手術をしています
なんかもう
ヤツがわたしの胃の中を動き回って悪さをしているとしか思えなくなっている。
もう、いい加減、ハッキリさせた方が良さそうだ
数日前に決心しました。こういう精神状態は良くないですから。
そもそもどうしてこんなに大げさに決心する必要があるのかって
胃カメラ、めちゃくちゃノーサンキューだからなの。
でも、そんなこと言ってられない。
いるのか?
いないのか?
まずはそれを確かめよう。
要するに覚悟の前段階ってやつです。序章に過ぎません。
もしも陽性だったら潔く病院へ行って…まな板の上の鯉になればいいじゃないか。
検便によるピロリ菌検査
便利な世の中です。
医者が当たり前に知っていることがフツーの人に伝わっていない
ホリエモンがそんなことを言ってましたけども
こちらがその気にさえなれば自宅にいながら調べものができる時代でもあります。
どんな種類の検査があるの ?
① 呼気試験
容器に息を吹き込んで呼気を調べる検査。尿素を含んだ検査薬を服用の前後に行うことで、ピロリ菌が作るウレアーゼが胃内の尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解する際の二酸化炭素の増加を測定する。身体への負担がなく、精度の高い検査法です。
② 便中抗原(検便)
ピロリ菌に対する抗体が得意的に反応することを利用し、便中の抗原の有無を判定する。身体への負担がなく、菌の存在を判定できます。
③ 血液検査・尿検査
ピロリ菌に感染すると菌に対する抗体が血液中につくられることを利用し、血液や尿を用いてこの抗体の量を測定します。数値が高ければ感染していることが認められます。
④ 内視鏡検査
胃カメラのことですね。胃粘膜の所見により判定します。ひだの肥厚、初赤、白色粘液の付着などがあるとピロリ菌を疑います。
⑤ 内視鏡で胃から摘み取った粘膜の組織を検査
染色し顕微鏡で観察する方法、培養法、検査薬の色調変化での判定方法など。ここでは割愛します。
思い立った次の日にはキットが到着しました
検査の中でいちばん精度が高いのは呼気試験であり、その次が便中抗原とのことです。
呼気試験は医療機関へ行かなくては出来ない検査なので消去法で検便が有力。
ネットを徘徊していて気になる商品を見つけました。
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郵送検査キットセンター
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感染者はピロリ菌が排泄されるため便を調べればダイレクトにピロリ菌を検出できます。血液や尿による間接的な抗体検査に比べて精度の高い検査です。胃カメラで組織を採取して調べるよりも高感度です(商品説明より)
そして
この検査キットは病院で使用するものと同じで、医療機関から届く検体と同じ臨床検査センターで管理検査技師のもと抗原検査を実施、検体到着3営業日後には検査結果を自宅へ郵送してくれるとのこと。
レビューの中にはこの検査の結果で「陽性」がわかって除菌に至ったと書かれている人もおられます。信頼性と対応の速さで決めました。
さっそく、アマゾンでポチっ。
翌日にはポストに入ってました
採便容器、採便シート 、説明書き、申込書、返信用封筒 が同封されています。
グズグズしていると
なんかもう調子が良くなったからやらなくていいや
みたいになりそうだったので
とにかくすぐに送り返してやろうとタイミングを待ちました。
そして翌日には
申し込み用紙を記入して
検体と申込み書を入れてポストにイン
やるべきことはやった…
あとは結果を待つのみです。
希望すればメールにて結果(PDF)をお知らせしてくれます。
1週間以内には結果がわかると思う。
これで陽性だったら…腹をくくります。
まとめ
ほんとうは結果を待ってから記事にするつもりだったのだけど
上手くまとめ切れず長くなってしまったのでいったん〆ます。
もし陽性だった場合
というか陽性の可能性が限りなく高いと感じているのですが
ホンネを言うと、息子のことも含めて色々な意味で不安が拭えません。
もし陽性だった場合の除菌は
保険適用させたいので、胃カメラを飲んで慢性胃炎という診断がほしいのと、除菌のスケジュールを立てないとならない。
副作用のことを考えると大人しくしている1週間がどうしても必要。
ピロリ菌は親から子供に感染する可能性が高いため、ほんとうは親になる前に除菌をすることが最善なのですが
わたしが若い頃にはそんな知識はまるでありませんでした。
衛生環境が整ってきた現代で、30代以下の若者がピロリ菌に感染している確率はだいぶ低くなっているそうですが
もしわたしが陽性だったら息子にも検査を勧めようと思っています。
以上、ピロリ菌検査をやってみることにした経緯のお話でした。
*ぽこ*