ピロリ菌検査の結果がわかりました
あまりにも胃の不調が続くので不安になるも
同じくらい胃カメラも不安だったので
先週、ピロリ菌検査キットを使って検査をお願いしていました。
そして検体をポストに投函してから5日後
結果メールがメールボックスに届いていました。意を決して開きます。
なんと…
結果は「陰性」でした。
ホっとした反面、陽性だと意気込んでいたので拍子抜けです。
それではなぜ胃の不調が続いているのか?
ピロリ菌が原因でないとしたらこの不調はすべてわたし自身の責任であります。
生活習慣を改めなさいよ?
じぶんのカラダからイエローカードをくらったのかもしれません。
もしも結果が陽性だったら
今回の結果は「陰性」だったので
ストレスを減らし胃を休めて規則正しい食生活をすることが第一となりますが
もし「陽性」だった場合は抗菌剤を使って除菌の方向でアクションを起こしていたハズです。
ただ
前回の記事を書いているときは「除菌」以外に選択肢はないものと思い込んでいましたが
調べていくと、少数ではありますがピロリ菌の除菌に関しては疑問視する意見も存在することがわかりました。
とはいえ
もしじぶんが陽性で、お医者さんに
「胃がん患者の98%はピロリ菌感染者で、放置していると3割が胃潰瘍に
さらに75歳までに8%が胃がんに進行してしまうと考えられているんです。
さて、どうします?除菌しますか?」
などと聞かれたら「イエス」と即答するでしょうが。
前回のわたしの記事で、ずいぶんとピロリ菌を悪者にして
読者さまの恐怖心を煽ってしまったかもしれないことに対しては大いに反省しているところなのでした。
除菌の功罪について
ピロリ菌と胃がんの関係性のみにズームした場合、排除することがいちばん望ましいのは間違いありません。
ですが
はたしてそれが人体全体のバランスを考えたときに不都合を起こす可能性がないのか?
という問いかけに対しては
正直、なきにしもあらずと思ってしまいます。
昔は「盲腸」といえば「切る」ものだと思われていましたが
いまでは「盲腸は腸内環境のバランスを整える役割があるから取っちゃダメ」
などと言われだしたり
夫は10年以上前に「扁桃腺の切除手術」を受けましたが
そのおかげで確かに熱を出すことはなくなったけれど、その代わりにうつ病(今は寛解)になったんじゃないかと本人がチラっと言っていたことを思い出しました。
「扁桃腺」と「脳の扁桃体」に何かしら関係があるのでは?と思ったようです。
じっさい扁桃腺は邪魔ものではなく免疫の要(かなめ)になっている部分であり、医者が患者の立場であったらキリギリまで受けたくない手術のひとつなのだそう。
ピロリ菌が発見され、除菌が保険適応されるようになったこと自体がさいきんの話です。
医学の進歩が医学の常識をくつがえしてゆくように
ピロリ菌に対する対処も歴史が浅く、今後どうなるか未知の部分があるのは否めません。
殆どの人がピロリ菌感染と共存してきた歴史のなかで
高い感染率にもかかわらず世界的に驚異的な平均寿命を達成しているニッポンです。
ピロリ菌がどこまで悪影響を及ぼしているかは個別のリスクで判断すべきという意見があってもおかしくはないと思いました。
ピロリ菌にも種類がある
ドイツで腸の研究をしている若い科学者
ジュリア・エンダース氏の著書「おしゃべりな腸」によると
ピロリ菌にも種類があり、キケンなピロリとそれほどキケンでないピロリが存在する
そのためピロリ菌が完全に悪か?といえばそうとも言えない点もあるのだそう。
ピロリ菌が胃に付着すると「制御性T細胞」と呼ばれる免疫細胞が大量に作りだされるという研究結果もあり、ピロリ菌が免疫の安定に関わっていることもわかってきています。
除菌をしたことで喘息やアレルギーが悪化した例もあるとのこと。
かといってキケンなピロリも存在するのだから難しいのですが。
「完全に排除する対象」から、メリット・デメリットあわせもつ細菌であるという認識がこれからすこしずつ広まってゆくことが望ましいのかもしれません。
ピロリ菌とマヌカハニー
完全に悪ではないとしたら、どのようにピロリとつきあってゆくべきか?
ググってゆくと、ピロリ菌とマヌカハニーというワードが気になりました。
マヌカハニーはニュージーランドに自生するマヌカという野生植物のはちみつで
抗菌作用が強く、一般のはちみつとは一線を画していることでニッポンでもブームになっています。
このマヌカハニーのピロリ菌に対する抗菌作用を調べた試験で、一般のハチミツにはない抗菌性がマヌカハニーには認められました。
自然界には悪い菌には作用するけれど良い菌には影響しないものが存在し、選択的抗菌作用と呼ばれているのだそう。
マヌカハニー、他にも様々な効能があるのでいちど試してみようと思います。
![]() |
TCN
売り上げランキング : 2535
|
おわりに
正直、前回の不安にかられたままに書いてしまった記事を
わたしと同じように不安に感じておられる方が読んだときのことを考えると
あの記事は削除すべきなんじゃないかとも思ったりしました。
せっかく読んで下さった読者さま、ごめんなさい。
じぶんへの戒めのためにも、今は追記をした上で残しておこうと思います。
もし、ピロリ菌に感染していることがわかっても必要以上に慌てず怖がらず
お医者さんの意見やご自身の考えをふまえて納得をしたうえで対処してくださいね。
こんかい、体調が悪いことをピロリ菌のせいにしてしまったわたしの「本当の敵」はわたし自身の恐怖心でありました。
*ぽこ*